Raspberry Pi ４用のヒートシンクやクーラーを比較してみた

前世代のラズベリーパイ製品に比べ、新規のPi ４の性能が大幅に向上されました。高性能 64-bit クアッドコアプロセッサとより優れたマルチメディア処理性能の他に、メモリも増加しました。

Pi ４は通常負荷で働いている場合、 SoC （システムオンチップ）温度は 60 °C で、USBポートを利用すると 60 °C to 70 °C までになります。しかしCPU負荷の高いプロジェクトを行う場合に、CPUを保護するためにSoC は自動的に性能を低下させます。そのため、Raspberry Pi ４の性能を全て発揮するには、ヒートシンクもしくは冷却ファンの配置が必要です。

ここで六種の冷却ヒートシンク、ケースおよびファンがテストされ、４つのウェブページを同時開き、そして温度を測定します。では各ソリューションの冷却効果が一体どうでしょうか！

一、六種の冷却セットについて紹介

二、Raspberry Pi ４の動作中温度の測定方法

Raspberry Pi 4 端末でコマンドの実行し、あるいはpython スクリプトを作成することで CPU 温度データを取得できます。

1、コマンドを実行させてデータを獲得する

①ディレクトリにアクセス

cd /sys/class/thermal/thermal_zone0

②温度データを獲得

cat temp

それで、 Raspberry Pi 4 端末から温度データが読み取れます。例えば、端末で 48692 と表示されると、実時間のCPU温度は 48.692 °C です。

2、 python スクリプトを作成して Raspberry Pi 4 の温度を監視する

file = open("/sys/class/thermal/thermal_zone0/temp")
temp = float(file.read()) / 1000
file.close()
print "temp : %.1f" %temp

上のプログラムを実行させると、端末でリアルタイムのCPU温度が表示されます。

三、CPU温度データの記録と保存

python ファイル操作方法を利用して、獲得した温度データを TXT ファイルで保存する

While ture:
　　　　file = open("/sys/class/thermal/thermal_zone0/temp")
　　　　temp = float(file.read()) / 1000
　　　　file.close()
　　　　fo = open("test.txt","a+")
　　　　t = ('CPU teamperature = '+ temp)
　　　　fo.write(t)
　　　　t = ("\n")
　　　　fo.write(t)
　　　　print('CPU tem='+CPU_temp)
　　　　fo.close()
　　　　time.sleep(1)
　　　　print "temp : %.1f" %temp

この方法で、TXT ファイルが自動的生成され、CPU温度データがファイルに保存されます。　

✻プログラムの終了方法： Ctrl + C を押し、データの記録が終了できます。

４つのウェブページを同時開いてある時、各冷却セットでCPU温度の測定結果は以下のようです。

四、結論

前文に述べたように、冷却セットのない場合にCPU温度は68℃に達しますが、上記の6セットのファンやヒートシンクの中で、冷却効果が一番抜群なのはRaspberry Pi 4用ひかるICE Tower CPU冷却ファンだ。

この冷却ファンの使用で、動作中のCPU温度は38℃にも下がりました！しかし GPIO ヘッダーが占用されたので、 HATを追加できなく、つまりボードの拡張性が弱められる。でも、$19.90 で抜群な冷却効果が獲得でき、それにファンの見た目もカラーフルで綺麗です。

ユーザのニーズに応じて、 ICE Tower CPU冷却クーラーと RGB バージョンの ICE Tower 冷却クーラー専用のケースも今、Seeed購入できます。

五、他にICE Tower冷却クーラーと互換性ある冷却物

シングルファン付きカラフルケース

この５層のレイヤーで構成されたケースはアクリル製で、 ICE Tower冷却クーラーと互換性あります。

Raspberry Pi 4B に適用する4010 ファン、アルミニウム製のヒートシンクが含まれます。合わせて三つのバージョンがあります。

Argon ONE Raspberry Pi 4専用ケース（冷却クーラーを搭載）

Argon ONE Raspberry Pi 4専用ケースも素晴らしい冷却効果がある！動作中のCPU温度を40℃まで下げる！

その磁気トップは取り外し可能で、GPIOへのアクセスもとても便利ます。

ケースに組み込まれたPCBボードは、ファンと電源スイッチに個別の電源を提供し、GPIOピンを拡張して複数のプロジェクトでケースを使用できます。

ヒートシンクも役立つ

単にヒートシンクを使う場合に、動作中のCPU温度を１０℃下げることができます。（詳細は上の図を参考）

以上はRaspberry Pi 4の熱放散対策について、各ソリューションの冷却効果の比較です。すべての冷却ソリューションがSeeedから購入できますが、ご自由に選択ください！

Raspberry Pi ４用のヒートシンクやクーラーを比較してみた

目次

一、六種の冷却セットについて紹介